Google AdSenseの基本と仕組み

GoogleAdSenseは、Google社が運営するクリック報酬タイプのASP(アフィリエイトサービスプログラム)です。買収したApplied Semantics 社の技術を導入して、2003年の3月にGoogle AdSenseが開始されました。そして、現在に至るまでに様々なパワーアップを経て、クリック報酬タイプのASPとしてその地位を確立しましたが、他社が追随できない程に、様々な特徴があるのです。

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効率よく副収入を得ることができるGoogle AdSense

Google AdSenseとは?のページでも触れていますが、アドセンスは広告がクリックされることで収益が発生する、クリック報酬型のアフィリエイトサービスです。実際にアフィリエイトを行なってみると分かりますが、商品を売ったり資料請求や来店といった成果が必要な成果報酬タイプのアフィリエイトは、なかなか収益が発生しないので、モチベーションの維持も大変です。

その点、アドセンスは早い段階から収益を確認することが出来ますので、やる気といったモチベーションの面でもプラスに働きますし、コンテンツの作成に力を入れることができます。そういった意味でも、商品を売り込む必要がある成果報酬型のアフィリエイトは、どちらかといえば中・上級者向きと言えます。

非常にシンプルな広告配信方法

自分のサイトにAdSenseの広告を表示させる方法は簡単です。Google AdSenseで取得した自分専用のコードをサイトに貼り付けるだけで、そのサイトに合った内容の広告が自動的に表示されます。

この自動的に表示される仕組みの事を「コンテンツマッチ型広告」と呼び、表示させるためのコードの張替えの必要が無く、メンテナンスフリーで様々な広告を表示させることが可能なのです。

この仕組みのおかげで、自分のサイトに最適な広告を探すといった手間も省け、サイトのアクセスアップのためにコンテンツを強化していくために時間を費やすことが可能となるわけです。

Google AdSenseのメリット

アドセンスの最大のメリットとしては、その広告数と広告主の多さが挙げられます。コンテンツマッチ型広告のアフィリエイトサービスは他にもありますが、アドセンスはそれらを遥かに凌駕する、様々な種類の広告が配信されています。

この種類の多さのおかげで、かなりマニアックな内容の情報サイトであったり、ニッチキーワードをテーマにしたサイトであっても、そのサイトに沿った広告が出ないということは、まずありません。サイトのテーマに合った広告が表示されれば、それだけクリックもされやすくなりますので、収益に繋がりやすいというわけです。

「必ずマッチする広告がある」ということが、アドセンスの最大のメリットですが、他にも様々なメリットがあります。以下に代表的なものをいくつかまとめてみます。Google AdSenseとは?と内容が被る部分もありますが、ここでも改めて紹介しておきます。

  • 広告の張替えが不要。
  • サイトのコンテンツに関連した広告が自動的に表示される。
  • 現在の収益状況をリアルタイムで確認することができる。
  • 広告の種類が豊富。
  • 広告主の数が多い。
  • クリック単価(CPC)が他のASPに比べて非常に高い。

Google AdSenseの仕組み

ここまでで、Google AdSenseをあなたが運営するサイトやブログに貼り付け、配信する広告がクリックされると収益が発生するという流れは理解してもらえたと思います。ここでは、その収益が発生している仕組みを説明します。

アドセンスは自分専用に配布されている広告配信用のコードをサイトやブログに貼り付けるだけで、そのサイトに適した広告が表示されます。この仕組みの事をコンテンツマッチ型広告と呼びますが、この仕組みは広告を張り替える必要が無いので、管理する側にとっても非常に便利な仕組みです。

しかし、ここで疑問となってくるのが、この広告群はどこからくるのか?ということです。「くる」という表現は少しおかしいかもしれませんが、表示されている広告の広告主は、どのようにして広告の掲載を依頼しているのでしょうか?

その答えが、同じくGoogleが展開しているサービスの「PPC広告」です。企業の営業担当や代表、取締役クラスの方なら、知らなくては非常にまずいキーワードでもありますし、一般の人でもその名前くらいは聞いたことがあると思います。

AdSenseは、このPPC広告と連動したコンテンツマッチ型広告アフィリエイトを展開しているので、その広告の種類の豊富さにおいて、他者の追随を許していないとも言えます。

AdSenseの収入源 Google AdWordsというサービス

Googleは企業向けのサービスとして、Google AdWords(グーグル アドワーズ)というサービスを提供しています。一般的には「PPC広告(Pay Per Click)」と呼ばれており、先にも書きましたが、企業の営業担当の方やネットショップを運営している店長など、おそらく殆どの人が知っているサービスではないでしょうか。

PPC広告の特徴は、ユーザーのクリック数に応じて料金を支払うインターネット上の広告の事で、Yahoo!でも「リスティング広告」という名称で、同じくPPC広告のサービスを行なっています。

話を戻します。Googleが提供しているAdWordsは、先ほど説明したPPC広告に属しています。そして、AdWordsに申し込まれた広告は、Googleの検索結果の上部や右サイドに表示されます。(2012年12月現在)

Google検索は誰でも一度は利用したことがあると思いますので、AdWordsによる広告の表示を見たことがある人も多いと思います。

「通販」で実際に検索してみた結果です。赤枠で囲った部分が、AdWordsによる広告となります。PPC広告の特徴としては、表示されただけでは広告主側に料金は発生しません。クリックされることで始めて料金が発生します。

次の項目で説明しますが、何を隠そうこのアドワーズこそが、Google AdSenseの収入源でもあるのです。

Google AdSenseしている連動するGoogle AdWords

PPC広告とAdWordsについて説明してきましたが、実はこの二つは連動しています。仕組みは至ってシンプルです。アドセンスを導入しているホームページに、アドワーズで設定された企業の広告が表示される仕組みです。要するに、アドワーズがアフィリエイトサービスプロバイダ(ASP)として、広告代理店の役割を担っているわけです。

AdWords広告を利用する企業や個人が、キーワードに対して個々に入札を行い、クリックが発生した分だけ広告料としてGoogleに支払うわけですが、アドセンスによって表示された広告に関しては、その支払われる広告料の一部が、アドセンスを利用しているユーザーに支払われることになります。これが広告掲載料(クリック料)となるわけです。

広告主にとっては、自分の業種にマッチした広告掲載を行なってくれるサイトを探す手間が省けますし、広告を掲載するアドセンスユーザーにとっては、そういった広告主を探す手間が省けます。

そして、サイトに沿って最適な広告が表示されますので、そのサイトを見ているユーザーにとっても有益な情報が表示されます。Google AdSenseはユーザー、サイト運営者、広告主全てにメリットがある、非常に優れたアフィリエイトサービスでもあるのです。

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