コンテンツが命と言い切ってしまうと、少々大げさな表現となってしまうかもしれませんが、Google AdSenseの利用において、コンテンツの質が収益の結果を左右することは、最早常識となりつつあります。また、サイトのコンテンツによっては、アドセンスが利用できない場合もありますので、やはりコンテンツの中身に関しては、慎重に作りこむ必要があります。
Google AdSenseが利用できないサイトの例
Google AdSenseは、基本的にサイトやブログを所持しているユーザーで、住所を持っていれば誰でも利用が可能です。しかし、運営しているホームページの内容やジャンルによっては、Google AdSenseのプログラムポリシーにより、掲載できないサイトもあります。
どれだけ有益で有効な、ページ数の多いコンテンツを作ったとしても、プログラムポリシーに違反していれば、アドセンスを利用することはできないのです。以下にアドセンスを利用できないジャンルの代表例を紹介します。
- 著作権を侵害するサイトやコンテンツ
- 成人向けのサイトやコンテンツ(アダルトサイト等)
- パチンコや競馬等のギャンブルに関連したサイトやコンテンツ
- 麻薬、アルコール、タバコに関連したサイトやコンテンツ
- ハッキングとクラッキングに関連したコンテンツ
- 暴力的な表現のあるサイト
- 武器や兵器に関連したサイト(ミリタリー系サイトもNG)
- 報酬プログラムを提供するサイト(アフィリエイト系サイト)
- 個人や集団、組織を誹謗中傷するようなコンテンツのあるサイト
- 不法行為を促し、他人の権利を侵害するようなコンテンツ
これらは代表的なコンテンツの例となりますが、上記に当てはまらなくても、近しいコンテンツであれば、アドセンスの掲載許可は下りないでしょう。アドセンスを貼る目的で、自分が作成しようとしているコンテンツやすでに作成したコンテンツが、上記のテーマに属していないかを確認してみてください。
著作権侵害系のサイトは絶対にNG
例えば、他人のサイトの文章を丸々コピーしたサイトは、アドセンスの掲載許可は絶対に下りません。そればかりか、著作権に触れるようなコンテンツを掲載していれば、その運営者は法律にのっとって罰せらることになります。近年では、この著作権を侵害したことによる逮捕者も年々増えており、違法ダウンロード等も罰せられる対処となっています。
また、著作権で保護されているコンテンツを掲載しているサイト運営者が、その著作権を有していない場合には、Googleは適切な対応をとるということも、プログラムポリシーとして規定されています。
このような理由からも、著作権を侵害するようなWEBサイトは絶対にに作らないようにしましょう。
アフィリエイト系のサイトにアドセンスを利用する際は要注意
先程紹介した、Google AdSenseを利用できないサイトの中にある「報酬プログラムを提供するWebサイト」に関して、少し補足を入れます。報酬を得るという目的である「アフィリエイトサイト」も、残念ながらこのカテゴリに属してしまいます。他にも、アフィリエイトサイトの方法を説明している、「お小遣い系」サイトもこれに当たります。
場合によっては掲載も可能なパターンもありますが、「アフィリエイトで稼ぐ」ことを目的としたサイトでは、審査も通らず、他のサイトで審査を通した後に、アフィリエイトサイトに貼ってしまえば、アカウントの停止や剥奪といった事態になる可能性もありますので、注意が必要です。
しかし、この件に関してはもう少し詳細な補足が必要となりますので、以下のページでさらに掘り下げて説明しています。
>>アフィリエイトサイトに広告を貼る場合の注意点(作成中)
他のクリック報酬型アフィリエイトとの併用について
広告のクリックで報酬が発生する、クリック報酬型のASPは他にもあります(忍者AdMaxやマイクロアドやアドパートナー等)。そして、せっかくサイトを作ったのだから、他の広告も載せてみたいと考えるのは自然な流れだと思います。しかし、他社の広告とGoogle AdSenseを同時に掲載する際は、注意が必要です。
特に、Google AdSenseと似たような配置や見出し等、誤ったクリックを誘発してしまうような場合は注意が必要です。これは、様々なクリック報酬タイプの広告を載せているWEBサイトは、「お小遣いサイト」とみなされ、無意味なクリックによって広告主の利益を損ねるととGoogleに認識されてしまう可能性があるからです。
他社との広告の併用=即座にアカウント中止、というわけではありませんが、Google AdSenseと他社広告を併用する場合は、その他社広告をGoogle AdSenseのデザインに似せて配置したり、アドセンス広告のすぐそばに配置するといった方法はやめておいたほういいでしょう。
プログラムポリシーに違反するとどうなるか?
Googleのプログラムポリシーに反したサイトにアドセンスを貼ってしまうと、それが確認され次第、まずは警告が行なわれます。警告はメールにて送信され、基本的に72時間以内にその問題を解決しなければ、アカウントが無効化(凍結)されてしまいます。
無効になってしまえば、アドセンスのアカウントを再取得することはかなり難しくなってしまいます。せっかく溜まっていた収益も全て受ける事ができなくなりますので、プログラムポリシー違反には十分に気をつける必要があります。
以下にGoogle AdSenseのプログラムポリシーへのリンクを貼っておきますので、内容を熟読して、健全なサイト運営を心がけてください。